パデル東京が出来るまで〜工事編 新トーマスは機関車ではありません。〜
こんにちは!
ここ2週間位ですっかり夏の日差しが影を潜め、秋らしい陽気になってきましたね。
パデル東京のオープンまで1ヶ月半。
オープンまでのドタバタ奮闘記をブログに綴っていこうって思ってます。
初回となる今回は工事着工からの進捗をお伝えしたいと思ってます。
そもそもパデルのコートってどんなモノ?
という方もいると思いますので、簡単にパデルのコートについてご説明させていただきます。
テニスコートと比較してみると、イメージがわかりやすいと思います。
【テニスコート】
* コートサイズ:
縦 23.77m ✕ 横10.97m
* コート1面に必要な面積 :160坪〜175坪程度(530㎡〜580㎡)
【パデルコート】
* コートサイズ:
縦 20m ✕ 横 10m
* コート1面に必要な面積:
65坪程度(215㎡)
実はパデルコートってテニスのインコートの大きさとほとんど変わらないんです。
パデルをはじめてやる方で、
「思ってたよりコート大きいんですね。」
と言われる方、結構いるんです。
一番の違いは壁があるかどうかです。
テニスの場合、エンドラインから約6m・サイドラインから約4mのスペースが必要なのでコートを1面つくろうと思うと160坪程度の面積が必要になりますが、
パデルの場合はエンドライン・サイドラインが壁で仕切られているので省スペース、コンパクトなんです。
65坪程あれば1面つくることができます。
そして一番の特徴がガラスです。 エキサイティングなプレーを身近で観るにはガラスが向いていますね。
海外ではガラス以外の壁を使ったコートもあるんです。
特に公営施設では採用されるケースも多いようです。
ガラスはいたずらされると割れてしまいますので、、、 実際、所沢パデルコートでもいたずらでガラスが割られたことがあるそうです、、、
さて、話を戻してパデル東京をつくるには、大きくわけて2つの工程にわかれます。
(1)基礎工事・舗装工事・撤去工事
(2)パデルコートの設置工事
今回、基礎工事はテニスコートの施工でも多くの実績があり、有明テニスの森・そしてセンターコートの施工実績もある業界大手のNippoさん www.nippo-c.co.jp
にお願いすることになりました。
もちろん、工事のことなんて全くわかりませんから、打合せでは毎日が新しい出会いとの格闘です。
* 工事の進め方
注意点
専門用語
工事担当:「排水を考えると 新トーマス を設置して雨水を流した方がいいですね。」
玉井「新トーマス、、、」
私の頭に真っ先に浮かんだのはこれ、、、
ニュータイプの子供たちに人気のあの方、、、
新しい線路のレールみたいなものだろうか、、、、
玉井「すいません、新トーマスってなんですか?!」
工事担当の方は嫌な顔もせず、空いた紙に図を書いて教えてくれました。
工事担当「屋外施設でこういう排水の升をみたことありませんか?」
これを[浸透桝(しんとうます)]というそうです。
新人時代にITの専門用語が全くわからず、知らない言葉を調べると、また知らない言葉が出てきて無限ループに陥り頭がフリーズしていた20年前を思い出しました^^;
そんなやり取りが幾度もありながら、コストを極力かけずにやりたいことを実現する方法をいろいろと提案いただきました。
さすがその道のプロです。
覚えの悪い私でもパデルのことになると、しっかり勉強するようで施設建設をする時の進め方やチェックポイントについてノウハウを得ることができました。 これはとっても大きな収穫です。
そしていよいよ、工事着工です!
【工事初日】
工事現場で見かける工事用車両と、工事用のユニフォームを着た方々が施設にぞくぞくと入ってきます。いよいよです。
緑豊かな善福寺公園TCさん
今回、撤去するもののひとつに善福寺公園TCの代名詞ともいうべき、緑・植栽があります。 善福寺公園TCがオープンした40年前からずっと、ずっと、オーナー夫妻が愛情込めて育ててきた植栽も今回のパデルの工事で撤去することが決定しています。
オーナー夫妻、支配人の気持ちを考えると、申し訳ない気持ちと新しく動き出したという事実になんだか複雑な気持ちになりました。
そんな感傷的なこととは関係なく、工事業者の方々の見事な手際の良さ。 バッサ、バッサと植栽や金網をなぎ倒していきます。
練習コートのフェンスも手際よく解体していきます。
樹齢40年の植栽も数時間でバッサリと、、、
【工事2〜3日目】
植栽やフェンスなどすべてが撤去され、見事な更地になりました。
なぜか野田支配人といぇーいで記念撮影w
【工事4〜5日目】
更地を整地し、パデルの基礎となる溝をほりコンクリートを流し込んでいきます。
今まであまり、考えたことありませんでしたが、パデルの工事だけでも20名位の近い職人さん そしてガードマンさんと、多くの方に関わっていただいているんですね。
時間があれば毎日、現場にいきたのですがそうもいかず、、、
そんな時は野田支配人が日々の工事の状況を撮影して送ってくださったり、 Padel Asiaのムードメーカーの木村が毎朝のように現地に出向き、写真を私に送ってくれたり、
ありがたいです。
そんなこんなで工事は着々と進んでいくのでした。