苦節6年、やっと乗越えた!都心にパデル施設が出来ない「4つの壁」
ご無沙汰しております!
ブログを書くのは2017年以来、5年ぶりになります。
「日本でのパデル発展には都内のパデル施設が必要!」
このミッションを達成させるため、2015年にクラウドファンディングに挑戦し352名の方にご支援をいただき、2016年12月、練馬区にパデル東京をオープンをすることができました。
あれから6年、決して順風満帆ではありませんが、パデル協会の仲間をはじめ、PadelAsiaのスタッフ、愛好家や選手、そして多くのパデル関係者の熱烈な想いと協力もあり、一歩一歩、着実に日本のパデルの歩みを進めることができました。
6年前とはパデルの見える世界が全然違います。
ただし、世界のパデルの成長と比較すると日本はまだまだパデル後進国であり、更に成長を加速する【きっかけ】が必要だと常々感じていました。
これは海外パデルとの接点がある方であれば誰もが感じていることだと思います。
私もスペイン出張に行くたびに、世界と日本のパデル発展スピードに焦りを感じていました。
その【きっかけ】になり得るのは「アクセスの良い都心でのパデル施設」の存在です。
そもそも、私が最初にパデル施設を作る!とクラウドファンディングに挑戦したとき、 新豊洲にコートを建設する計画でした。
土地のオーナーの某大手企業様へのプレゼンを重ね、 ディスカッションを何度もさせていただき、 都心にパデル施設を作って、多くの方にプレーしてもらうぞ!
熱い気持ちでいっぱいでした。 しかし、あの頃の自分はめちゃめちゃ甘かったんですよね。
当時の認知度がほとんどないニュースポーツのパデル。 そう簡単に土地を借りられないんですよ。
そんな現実を分かっていなかった私は、目をキラキラさせて 新豊洲にコート作る!と語っていたわけです。
でも、最終的に新豊洲は白紙になり、あちこち駆けずり回って パデルコートを建設させていただける場所を探しました。
そこで出会えたのが、善福寺公園テニスクラブの支配人である野田照彦さん。
高齢化が進むテニスクラブに課題感をお持ちで、海のものとも山のものとも分からないパデルを受け入れてくださり、私を信じてくださり、 念願のパデル東京のオープンが叶いました。
東京の第1号パデル施設、テニスクラブとのコラボ、 パデル東京は大きな一歩だったことは間違いありません。
しかしながら、やはりパデルの人口を爆発的に伸ばすには 「東京のアクセスの良い場所でのパデル施設」が必要なんです。
・話題をつくり、
・多くの人にパデルを知ってもらい、
・パデル人口を増やし、
・パデルをメジャースポーツにする!
2019年8月、都心とは言い切れないかもしれませんが、都心からもある程度アクセスが良い大井町駅 しかも駅前の好立地にスポル品川大井町がオープンしたことで、パデルの認知はあがり、パデル人口も劇的にアップしました。 残念ながら3年限定施設のため、2021年8月をもって閉館となり、都心からアクセスが良い場所でパデルをプレーする環境はなくなりました。
「パデル発展のきっかけとなる都心にパデルコートを!」
この想いで、不動産会社さんやデベロッパー、商業施設や自治体と、持てる人脈を総動員して様々な案件にトライしてきました。
私と近しい方は、こんな話を聞いたことがあると思います。
「今度、蒲田にパデルコートができるって!」
高架下の活用案としては圧倒的にパデルが適していて、集客力もある! ぜったいにいける!!
と思っていましたが、経済条件などで契約に至らず失敗、、、
「今度、横浜のドックヤードガーデンにパデルコートができるって!」
三菱地所アクセラレーターで採択されたご縁もあり、横浜みなとみらいにある重要文化財「ドックヤードガーデン」でパデルができる!!
ぜったいに実現する!!っていうかやる!!!!
ただし、重要文化財のうえでのパデルコート建築。それも海風の強い港町横浜。 どの会社もこんなリスクのある、前例のない案件に協力してくれません。
そんな絶望的な状況で支えたくれたのが私の親友である田中淳夫。
ニコッと、、
「たまちゃん、誰もやれないなら俺らでやったろう!!これができたら世界のパデルに日本も近づくし、重要文化財にパデルつくって世界を驚かせようよ!」
と難易度MAXのプロジェクトを支えてくれました。
取締役で私のサポート役でもある木村もチームに入り、様々な専門家を招き入れ、一級建築士も入れ構造計算もして、予算も投下し、、、
結局、安全基準を満たすことができず、実現に至らず。。
会議の場で流した淳夫の悔し涙は今でも忘れません。
「今度、武蔵小杉にパデルコートができるって!」
ここでも手が届きそうな所から、するりとチャンスがこぼれ落ちました。
ここに書ききれないほど、夢を見ては砕け、、その繰り返し、でした。
世界のパデルは倍々で成長してる。
しかし自分は成果が出せない、、
そんな焦りの中、2021年11月に転機が訪れます。
前述の田中淳夫が東武鉄道さんと私を引合せくれました。 これは可能性ある!!
パデル体験会から、パデルの魅力をプレゼンし、何度も何度も提案書をもって東武鉄道さんに通う日々。
しかし、また毎度おなじみの4つの壁が。
- 賃料が合わない
- 初期投資を回収するだけの期間の契約ができない
- PadelAsiaの自己資金だけではどうにもならない
- 稟議をあげても社内でパデル事業に対する理解が得られない
また、いつもと同じ結果になってしまうのか。。
そんな悪夢が頭をよぎります。
PadelAsiaも限界を超えて条件を出しました。 これで折り合えなければ今回もボツ、、。
最後の最後、力になってくださったのは、土地のオーナーである東武鉄道の担当者Hさんでした。
『パデルには未来がある!東京ミズマチのコンセプトにも合うし、パデルを入れるべきです!失敗したら私が責任を取ります!』
大企業の稟議という大きな壁を、担当者Hさんの強い想いで乗り越えることができました。
『東京ミズマチにパデルを入れてよかった!』
誰からもそう思ってもらえるよう、必ず結果でお返しいたします。
何度も何度も砕けた夢。
「パデルコートできるできる詐欺」って冗談っぽく言われたこともあります。
でもやっと
やっと、皆さんにこの言葉をお伝えすることができる日が来ました。
『今度、東京ミズマチにパデルができるって!』
何度でも言いたい!
めっちゃアクセスがいい「東京ミズマチ」でパデルできるよ!!
パデル東京ミズマチは間違いなく日本のパデルの成長の起爆剤になるはずです。
というか、そうするつもりで、4つの壁をぶっちぎって契約した土地です。
パデル愛好者の皆さま、ぜひ一緒に盛り上げてください。
墨田区民をはじめ、東京都民をパデルの虜にしましょう。 そして、ボコボコ都心にパデル施設が建てられるような空気を一緒に創りましょう。
日本のパデル成長急拡大プロジェクト、一緒に盛り上げてください!
クラウドファンディングに挑戦しているので、ぜひこちらのページを ご一読いただき、賛同するよ!という方はご支援をお願いします。