40代を本気で生きてみる

40歳で自分の生きる道を発見。今までのすべてを辞めて、未経験事業に飛び込みました。

都内初のパデルクラブ「パデル東京」の オープンが決定しました!

※本日のブログは、想いがこもりすぎてしまい、長文です。お付き合いいただけると嬉しいです!

こんにちは。

やっと、このご報告をすることができます!

すでに一部の方にはお伝えさせていただきましたが、

都内初のパデルクラブ「パデル東京」が12月3日(土)にグランドオープン

することが正式に決定いたしました!

その場所は練馬区で40年以上の歴史があり、民間クラブでは都内最大級の規模をもつ、善福寺公園テニスクラブさんの施設内です。 敷地内に屋外パデルコート2面をつくらせていただき、「パデル東京」をオープンさせていただけることになりました。

善福寺公園テニスクラブ

【アクセス】

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西武新宿線 上石神井駅から徒歩10分

・JR荻窪駅からバス15分 (北口バスロータリーにて北裏行き、又は武蔵関駅行き又は青梅街道営業所行きにご乗車下さい)

【営業日時】
10:00~22:00 年中無休(年末年始を除く) ※:土日は08:00オープンも検討中。

【予約開始日】
2016年11月21日(月)10時

【予約方法】
・電話(03-4455-7527)
・予約システム(Padel Asia HP上で11月上旬からご利用いただけます)

本当はもっと早くお知らせをしたかったのですが、善福寺TC様のクラブ会員様に周知いただくことが先決でしたのでご報告が遅れましたこと、どうぞご理解ください。

そして、

善福寺公園テニスクラブ

野田オーナー

野田支配人

パデルというスポーツの将来性を、
パデルで笑顔をつくりたい!という私達の本気を信じていただき、
チャンスをいただき、パートナーとして手を握っていただき、、、
車椅子テニスができるハードコートを建設予定だった敷地にパデルコートをつくらせていただき、、

私達はこの御恩を一生忘れません。

何年か経って「パデルはどのように発展したのか?」と聞かれたら、迷わずに答えます。

善福寺公園テニスクラブから、パデルの歴史がはじまった。」って。

パデルの導入について、今はテニス業界の方は冷ややかな意見をされる方が多いと伺いました。

実際に私も20施設以上のテニスクラブにパデルのお話しをしましたが、断られ続けました。

でも、1年後にはその意見を絶対に変えてみせます。

「Padel Asiaと組んでよかった」

そう思っていただけるよう、全身全霊をかけて「パデル東京」を成功させます!

ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、これから末永くよろしくお願いいたします。



ちょっとここからは、パデル東京オープンまでのストーリーをお話させてください^^



きっかけは6月16日(木)の昼下がりの出会いでした。






「ここでパデルをやらせてください!」


夏のような汗ばむ陽気の中、テニス仲間の高橋さんにお願いして、野田支配人(オーナーの息子様)を紹介いただきました。

当初、「パドルテニス」という他のスポーツと勘違いされていらっしゃった野田支配人に対して、

パデルとは何か?

パデルを通じてどんな事を実現したいのか?

2時間喋りまくりました。

この時期は、昨年末から半年間を費やし交渉し、まとまりかけていた新豊洲駅前での敷地利用の話しが白紙になり藁にもすがるおもいでした。

その後、施設開発担当の田中淳夫と都内の倉庫や土地、商業施設の屋上など様々な物件を探し歩きました。

f:id:padelman:20161011234421j:plain 新木場駅から徒歩3分で高い天井の平屋という奇跡的な物件。申込みするも善福寺公園TC様とご一緒したい気持ちが強く、、、

f:id:padelman:20161011234424j:plain 舎人ライナー 高野駅にある平屋物件。冷暖房完備。2面つくるには1mたりず、、

f:id:padelman:20161011234434j:plain 都営新宿線 篠崎駅。天井高15mと都内では奇跡的な物件。しかしもらった図面と測量した実測値が違いコートが入らないことが判明,,,

経営企画の木村とは、本業とパデルのシナジーが出しやすい東京にあるテニスコートと、フットサルコートをリストアップし営業をすることにしました。

四十のおっさんが汗だくになりながら飛び込み営業をする毎日。

ある時、木村は飛び込んだ先の受付の人にハサミを突きつけられたそうですw 笑いながら報告してきた時には、このおっさん頭大丈夫か?と本気で心配になりました。

そして友人達が気になった物件があれば、連絡をくれて後方支援をしてくれました。

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自宅近くにちょうどいいサイズの倉庫が空いてるよ!と連絡をくれたパデル部をもつIT会社の社長、岩田さん


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毎日のように物件を探しまわってくれた杉原さん。


株主であり、親友の高松は長年かけて築き上げてきた政界とのコネクションをフルに使って動いてくれました。

f:id:padelman:20161012002310j:plain スポーツ庁や東京都議会と未知の世界へ

木村から何度か聞かれました。

「玉井さん、どうしても都内じゃなきゃだめですか?」

正直、東京23区内という条件を外せば、条件にあう物件をみつけることはできるという感触はありました。

新豊洲の話しが白紙になり、まったくアテのない状況。

  • 夏前にはオープンする予定で組んでいた事業計画。

  • 売上はほとんどなく時間の経過とともに資本金が減っていく不安。

  • クラウドファンディングで支援してくれた352名のパトロンさんへ一日も早く報告したいという焦り。

心はぐらっ、ぐらっ、です。

「23区じゃなくても、集客に力を入れればどうにかなる。23区は諦めよう,,,」

そんな言葉が何度も喉まで出かかりました。

でも、ここだけはブレちゃ駄目なんだと。

「何がなんでも23区にオープンさせなきゃ駄目なんだ。パデルの歴史をつくる一歩を私達が実現するんだ!」って無理やり自分に言い聞かせました。

飛び込み営業しまくって最後の最後に、自分達の考えるパデルクラブがつくれる可能性がある施設は、善福寺公園テニスクラブ様しかありませんでした。

そこで出会ったのが、野田オーナーであり、野田支配人でした。

実はこの時、私の第六感が何かを感じ取りました。

「この方とはとんでもなく運命的な出会いだ。」

その理由はこの絵です。

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「テニスを軸にフットサルやボルダリング、釣り堀、ポニーだったり、いろんな趣向をもった仲間が集まり、より多くの笑顔が届けられる施設にしていきたいんです。」と。

野田支配人は笑顔でビジョンを語ってくれました。

あれ?! 私のビジョンと全く一緒だ。

「実は私もビジョンを絵にしてもっているんです。これなんです。」

f:id:padelman:20161012084908p:plain パデルを通じて笑顔の輪を創っていく。

そこからは脇目もふらずに、野田支配人に猛烈なラブコールのアタックです。

* まずはパデル体験していただけませんか?

  • 具体的な協業提案を考えてきました。話を聞いていただけませんか?

  • 食事をしながらざっくばらんにお話しをさせていただけませんか?

  • オーナーに提案の機会をつくっていただけませんか?

善福寺公園TC様に足を運ぶ機会が増え、また一人、心強い味方が現れました。

善福寺公園テニスクラブで現場を統括されていて、野田支配人が全幅の信頼をおく臼倉さんです。
「支配人、まだパデルは知られていませんが近い将来必ず来ます!都内初のパデルを善福寺でオープンしましょう!」

徐々にお互いの気持ちが通じ合い、目に見えない輪ができてきました。

それと同時に、具体的な話をしていく中で課題も浮き彫りになりました。

ここではその課題についてお伝えできませんが、その課題を抱えながら運命となる最終協議が8月23日(火)15時から行われました。

Padel Asiaからは経営企画の木村、そして施設開発の田中淳夫が出席。 私が席の真ん中に座り、私を囲むように左に木村、右に田中淳夫、最強布陣で望みます。

善福寺公園TC様はオーナー夫妻、そして野田支配人。

課題を解決できぬまま、協議は2時間を越しました。

野田オーナーが、40年以上も愛情をつぎ込んで運営しているテニスクラブの方針について、私達が土足で踏み込む話しではなく最終的な判断は従うしかありませんでした。

その時でした。

「玉井さん達とパデルをやることが、善福寺テニスクラブの将来にとって必ずプラスになる!オーナー、今日決めましょう!」と。

涙ながらに、野田支配人がオーナーへ訴えてくださいました。

そして、この一言から流れが徐々にかわりはじめました。

すでに私の涙腺は崩壊し放題です。

私の涙腺が、なめらかな絹ごし豆腐以上にゆるいことよく知っている田中と木村。

私との長年の付き合いから玉井はもう喋れない、使い物にならないことを瞬間的に感じ取ったのでしょう。

田中が口火を切ります。
「パデルをプレーするユーザーが満足して、笑顔でプレーできる施設を造らせてください!」

田中の目にも涙が滲んでいます。

そして木村も続きます。
「その課題は、私が責任をもって解決します!どうか私達に一歩を踏み出させてください。」

こうなると私、全く使い物になりません、、、 涙腺は崩壊し、完全にただの置物状態、、、

そして、、打合せから2時間半が経過した17時半過ぎ。

オーナーから、
「わかった。やってみなさい。」
「ありがとうございます!!!ありがとうございます!!!オーナー、ありがとうございます!!!!」

私はその言葉を発するのが精一杯でした。

そして、すかさず木村が、証拠をつくりたかったんでしょうねw

「さーさー、記念写真、記念写真!!写真を撮りますオーナーと玉井さん、握手してください!」

ということで撮ったのがこの写真です。

f:id:padelman:20161011235314j:plain 涙腺崩壊中のため、顔もあげられません、、、。オーナー夫婦の優しい笑顔が忘れられません。

f:id:padelman:20161011235322j:plain この瞬間を思い出すだけでも泣けてきます(汗)

f:id:padelman:20161011235333j:plain パデルの歴史が動いた瞬間です。

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オーナーから善福寺公園TC様に生えていた友好のゴーヤをいただきました。

そして日本パデル協会の中塚会長に真っ先に連絡を入れました。

「玉ちゃん、良かったね!ホントによかった!」

彼も電話の向こうで涙を流して喜んでくれました。

8月23日 人生で決して忘れる事のできない日になりました。

そこからは早かった。 契約ごとや工事・コートの選定やレイアウトなど具体的な話を一気につめていきました。

そして10月3日(月)に関係者が集まり、私がどうしても一度行ってみたかった吉祥寺にある「伊勢屋」でキックオフが盛大に行われました。

f:id:padelman:20161012091005j:plain こんなに将来のことを想像し、メンバー全員で共有できる楽しいキックオフ、私は経験したことがありません。そして後半記憶もありません^^;

そして、パデル東京の工事が10月11日(火)から開始されました。

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新しいビジネスをつくっていく時に事業計画が大切なのはもちろんです。

ただ、新しいビジネスを産み出し、ドライブさせていくときって計画通りなんてほとんどいきません。

計画通りにいかない=失敗

ではないと私は思います。

私の人生に影響を与えた「嫌われる勇気」という本の中にこんな一説があります。

「人生とは連続する刹那である」
刹那って仏教で時間の概念のひとつで最小単位のこと。瞬間とか今って意味と捉えていただければ。

例えば、事業計画の達成を人生の目標と仮定したら。

人生の大半は"途上"になってしまいます。 つまり、事業計画を成功したところから"本当の人生"が始まるのであって、そこに至るまでの道のりは"仮の途上の人生"ってことになります。

仮に事業計画が達成できなかったら?

事故や病気で、思ったようにできないことがあるかもしれません。

"途上"のまま、"仮のわたし"のまま、そして"仮の人生"のまま、人生が中断されてしまうわけです。

夢にたどり着けなかったら、失敗の人生。

そんなことありません。

事業計画を作成している時も、実現に向けて取り組んでいる時も、その瞬間・瞬間を楽しむんです。 線としてとらえるのではなく、人生は点の連続なんだと思います。

私達は「いま、ここ」しか生きられないんです。 その「いま、ここ」がむしゃらに楽しんで生きること。

線があると思っていると、過去にこんな失敗をしたら自分の人生は駄目なんだ、、と考えてしまいます。 そんなことありません。

人生はやり直しが可能なんです。 今、この瞬間から。

私は今、41歳です。

思っている以上に過去にしばられてしまう自分がいます。歩くハプニングバーな私でも多少はうまくいった事もあって、それが固定概念っていう巨大な壁になるんです。

会社で部下に時代錯誤な指示をするベテランの部長さんも同じなんだと思います。 過去の成功体験ってやつです。

でも、自分が生きれるのは「いま・ここ」だけ。

私は自分がつくれる、「いま・ここ」を自分に正直に生きていきたいって思います。

なんか話が脱線してしまいましたけど、パデル東京のオープンに向けて「いま、ここ」を全力でがんばります! そして、楽しもうと思ってます^_^

オープンしたら、みなさまを善福寺公園テニスクラブの最高の仲間とともに、最高の笑顔でお迎えいたします。

ぜひ、遊びにきてくださいね。